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2012/03/02

伝わる文章は 既知と未知をつなげること

昨日はひろしと巣箱にいった。


は?と思っていただけたでしょうか。
これは未知と未知を繋いでしまった例です。

伝わる文章にするなら、少なくともどちらかを既知である言葉にする必要があります。


昨日は昔なじみの友達と巣箱というカフェに行った。


少し補助語が入っていますが、知らない人の名前を消して漠然とした言葉にしました。たとえ漠然としてもこの方が次に繋がる文章になります。

さて冒頭のように、伝えるということは相手の"既に知っている情報"とこれから伝える"知らない情報"をリンクさせることです。そのため同じ文章をそのまま話しても伝わらないということ事が起きます。引用した情報そのものが相手の情報にないからです。



勉強で考えると分かり易いかもしれません。
勉強でつまずくとき、それは あれ?っと思ったことを基にして話が進んだとき。



○○の定理を利用して次の問いに答えよ。


この○○の定理を知らない絶望感は味わった事があるのではないでしょうか。これを伝えようとしている文章で相手にしてしまっていると ????と混乱状態の相手は へぇ ふーん と生返事をする結果になります。


この○○の定理を知っている必要があるのです。

次に既知であるにも関わらず、通じない場合を考えます。



こないだ大名行列作ってるアリがいて後ろから来たベンツの作ってる自転車があるんだけどそれに踏まれて…


おそらくこれぐらいは違和感はあっても通じてるのではないでしょうか。
しかし既知のものであっても、連続してあると徐々に認識にずれや遅れが生じてしまうことがあります。難しく聞こえる引っかけ問題やなぞなぞに見られるものですが、相手に伝えようとしているのになぞなぞ形式で話されてはたまったもんじゃありませんね。



既知を引用して話す
既知でも不要な情報を並べない



に気を付けて伝えてみましょう。

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